【施工事例】ディスプレイオーディオのトヨタC-HRでDVDを観る!

いつもありがとうございます。
kizunaです。
ディスプレイオーディオ装着車が増えてきましたよねー。
相談を受けるのが、「DVDを観たい」。
ということで一例をご紹介します。

ディスプレイオーディオ

純正ディスプレイオーディオです。
見やすい画面位置ですし、画質も綺麗なのでDVD観たくなりますよね。
でも、DVDを再生するドライブが無いので、挿入口ももちろんありません。

そこで、DVDプレーヤーを追加装着し、外部入力キットを使ってディスプレイオーディオに映像を入れようと思います。
取り付けるのはこちらのパイオニアDVH-570。

では、取り付け作業を開始します。

ディスプレイ周りのフェイスパネル取り外し

まず、ディスプレイ周りのパネルを外しますが、正直ここが一番気を使いました。
左下の角あたりから少しづつ慎重に外して取り外すことができました。
ただ、ディスプレイ上側は割れそうだったので、下側のみ外してディスプレイを取り外す際に一緒に外すことにしました。

ダッシュパネル取り外し

ダッシュパネルは助手席からエアコン操作パネル下側まで一体物の横に大きなパネルです。
取り付けは全てクリップで、助手席側から引っ張っていくとパコンパコンと外れていきます。

エアコン操作パネル下側も工具不要で外れます。

エアコン操作パネルの取り外し

エアコン操作パネルはツヤツヤのピアノブラックなので、傷付き注意です。
ここも工具なしで外せますが、助手席側まで一体物で細長いので、割れないようにご注意下さい。
エアコン操作パネルのコネクタが繋がっていますので、抜き取ります。

助手席側から外した方が外しやすいかもですね。

エアコン吹き出し口の取り外し

中央部のエアコン吹き出し口をごそっと外します。
矢印の位置にあるプラスビス2個を外して引き出せば取り外せます。

こんな感じで取り出します。
中央にハザードランプスイッチのコネクタが繋がっていますので、外します。

グローブボックスの取り外し

配線をグローブボックス奥から助手席足元へ取り回すため、グローブボックスを取り外します。

ダンパー付きなので、まず最初にダンパーを取り外してください。

取り外すとこんな感じになります。
空間は広いので配線の取り回しは自由にできそうですね。

足元上部のアンダーカバーも取り外した方が作業しやすいです。

ディスプレイオーディオ本体の取り外し

いよいよ本体の取り外しです。
ディスプレイ下側を覗き込んで、画像矢印の10mmボルト4本を外します。

ボルトを外したら本体を引き抜きます。
画像矢印のクリップ2箇所で留まっています。
丸印はフェイスパネルに繋がっているコネクタなので、外します。

ではごそっと引き出しましょう。
配線の長さに余裕がないので、画像の位置くらいまでが限界です。
矢印のコネクタに外部入力配線を割り込ませます。
2個とも同じピン数のコネクタなので、接続する際に間違えないようにご注意ください。

画像奥のコネクタにはすでにTVキットが割り込ませてありますね。
オーディオ本体上面に貼り付けてあるのがTVキットのコントロールボックスです。

外部入力キットの組み込み

ここからは取り付け作業です。
こちらが取り付ける外部入力キットです。

具体的にはコネクタ2箇所への配線割り込ませ、コントロールボックスの設置、切り替えボタンの設置です。
まず、切り替えボタンを取り回しちゃいます。
ハンドル奥のコラムカバーにボタンを貼り付け、配線をオーディオ裏まで引き回します。

こちらが配線とコントロールボックスの設置後の画像です。
ボックスはオーディオ本体上部に貼り付けます。
配線はかなりのボリュームアップですね。
接続が完了したら本体を元に戻しますが、配線が多くなったので入れにくいです。
配線を押しつぶしてしまわないようにご注意下さい。

外部出力端子はグローブボックス奥へ取り回し、さらに足元へ取り回します。

DVDデッキは助手席足元に設置するため、RCAの延長コードを使います。

BAT+(バッテリー電源、)ACC(アクセサリー電源)、GND(アース)は手持ちの配線を使って延長します。
延長した配線は助手席足元からセンターコンソール内へ入れて助手席シート下まで取り回します。

ここまで届けば大丈夫ですね。

DVDデッキへ接続するのは常時電源、アクセサリー電源、RCA赤白黄のみです。
スピーカー線やラジオ線等は使用しません。
※RCA赤を間違った端子へ接続してますね・・・スミマセン。

接続が完了したらDVDデッキを設置します。
助手席シート下の前寄りの段の上に固定しました。
ここより後ろだと段の下になってディスクの出し入れができなくなります。
ここでしたらリモコンも使用可能でした。
配線は露出をできるだけ少なくして丁寧に束ねておかないと、シートをスライドした時に引っ掛かる可能性がありますのでご注意ください。

では、車をキーオンしてみましょう。
オーディオソース選択画面にDVDという項目が追加されています。
これをタップしてDVDデッキを再生すると映像が映ります。

ちゃんと映りました!
画質も良好です。

注意点です。
音声出力ですが、DVDデッキによって設定変更が必要な場合があります。
今回取り付けしたDVH-570も設定変更が必要です。
音声出力のRCA端子は初期設定でサブウーファー出力になっていて、このままでは音が出ません。
設定をフルレンジスピーカー用の設定に変更します。

最後に

以上がディスプレイオーディオ装着C-HRでDVDを観る方法です。
外部入力キットを使えば色々なことが出来そうですよね。
では、また。

追記

本記事の取り付け方法は1例です。
電装品の取り付け方法は様々ありますので、もっとより良い方法もあるかもしれません。
あくまでも自己責任で参考に、とお考えください。

写真では片手で作業していますが、もちろん両手で作業しています。
1人で作業していますので、撮影する時は作業を中断しています。

写真は養生テープなどの傷付け対策がありませんが、写真を撮る際に取り外しています。
実際の作業時には傷がつかないよう、養生テープなどで保護した方がいいと思います。

コメント

  1. あきら より:

    C-HRディスプレイオーディオへのDVH-570の施工例、参考にさせて頂いて同じ構成で取り付けしました。ありがとうございました。さて、少しお聞きしたい事があります。DVH-570でサブウーファーOFFとRCA出力をフルレンジスピーカーにして音はなりますが、ボリュームをMAXの62にしないとディスプレイオーディオの適正音量が出ません。なにか足らない設定などありませんでしょうか。よろしくお願いいたします。

    • Dynamis support より:

      あきら様、ありがとうございます。記事の車両は当社ではボリュームを60に設定してお客様にお渡ししました。また、ハリアーでの施工例では、ボリュームを52に設定しました。ディスプレイオーディオの機種によって差はございますが、いずれもボリュームを高めにしないと他のソースとのバランスが取れません。あきら様の設定に不足はないと思います。音割れなどの不都合がなければ、ボリューム62で調整はディスプレイオーディオにて行っていただければと思います。