新型ハリアーAXUH80にドライブレコーダーを取り付け

いつもありがとうございます。
kizunaです。
発売したばかりの新型ハリアーAXUH80にドライブレコーダーを取り付けましたので記事にします。
取り付けしたドライブレコーダーは以下の通り。

  • コムテック HDR360GW(360度カメラ+リヤカメラ+駐車監視機能)

以上です。
HDR360GWはコムテックさんの最上級機種です。
360°全方位カメラをフロントガラス、リヤカメラをリヤガラスに取り付け、さらにオプションで駐車監視機能を追加したフルカバーバージョン。

ではさっそく始めましょう。

取り付け車両は前後方録画機能付きデジタルインナーミラー装着車

後方のカメラで撮影した映像をルームミラーに映し出すデジタルインナーミラーですが、新型ハリアーには前後方録画機能が追加されました。
ってことはほぼドライブレコーダーが最初から付いているということですねー。

では、なぜドライブレコーダーを取り付けるかというと、駐車監視機能を追加したかったからです。
駐車監視機能は駐車中も録画、衝撃感知時は記録する機能です。
この機能はデジタルインナーミラーにはありません。

デジタルインナーミラー用のカメラはリヤガラス上部に設置されています。

ベストポジションですよね。
このあたりにドラレコのリヤカメラを取り付けたいところですが、デジタルインナーミラーに映ってしまいます。
今回は少し横にずらして取り付けたいと思います。

デジタルインナーミラーは一部のグレードではオプション装備です。

バックドアの配線取り回しは意外と楽

ではさっそくリヤカメラの配線を取り回していきます。
純正カメラ周りのパネル(バックドア内側上部のパネル)を外します。
ここはクリップでハマっているだけなので、引っ張れば外れます。
これが純正カメラですね。
このカメラの右側にリヤカメラを取り付けたいと思います。

赤丸のあたりにカメラを取り付けます。
配線の取り回しは、まず天井と内張の間からゴムチューブへ入ってバックドアの中へ出し、純正カメラの配線に沿って赤丸の位置まで取り回します。
こちらがリヤカメラ側の配線ですね。

もう片方は、天井と内張の間をフロント左側のピラーあたりまで取り回します。
ドア開口部上部はサイドエアバッグが収納されているので、取り回しはエアバッグに干渉しないよう慎重にします。

なお、天井ではなく荷室左側のパネル内を下へ取り回し、そこから前方へ向かって配線する方法もあります。
その場合は左側前後ドア開口部下部のパネル内を通して助手席足元へ取り回します。
ここならエアバッグはありませんし、配線しやすいです。
ただし、脱着するパネルが多くなります。

フロント左側ピラーの配線取り回しはパネルの取り外しがキモ

ピラーパネル内にはサイドエアバッグが内蔵されていて、エアバッグが展開した時にパネルが飛んでいかないようにする工夫がされています。
そのため、パネルを外す際には少しコツが要ります。
ピラー上部に指をかけて室内側に引っ張ると途中まで外れてそれ以上引っ張れなくなると思います。
特殊な形状のクリップが取り付けられていて、エアバッグが展開できる隙間しか開かないようになっています。
これがパネルを外した後の車両側に残ったクリップです。

これが2個使用されていて、パネルを外すためには2個とも外す必要があります。
どうやって外すかというと、「パネルの隙間からラジオペンチを差し込んでクリップの先端をつまみ、90度ひねりながらパネルを引く」という言葉では簡単でもいざやるとイライラする方法。

ただ、このクリップは基本的には再利用不可の部品。
エアバッグが展開した時にパネルが飛んで怪我をしないようにする大事な部品です。
事前に新品のクリップを用意しておいたほうが無難です。
新品のクリップがあるのなら、ニッパで切断してしまうのもアリですね。

なお、パネルを外す際にもう一つ注意点。
パネルにはスピーカー(ツィーター)が内蔵されていて、配線が繋がってますのでパネルを思いっきり引っ張らないように注意します。
配線はコネクタを外せばOKです。

ついでに、クリップをパネルに取り付ける方法も解説しておきます。
クリップはこれですね。
つまんでいる方が車両側の穴に入ります。

まずこの向きでパネルの穴に差し込みます。

返しが付いているので、途中までしか入りません。
そのまま押し付けながら90度ひねります。

ひねることが出来たら押し込んでいきます。

後は形状に合わせて押し込んでいきます。
最後はパチンとはめ込めばOKです。

この状態になっていれば取り付け完了です。

この状態にしておけば、パネルを元に戻す際にはこのまま嵌め込むだけで大丈夫です。

電源はヒューズボックスからいただきます

このハリアーはTコネクトナビが標準装備。
ナビ裏の配線から電源をいただくのはリスクも高いので、ここは安心・安全なヒューズボックスから電源をいただきたいと思います。
ヒューズボックスは助手席の足元にあります。
助手席足元上部の黒いパネルを外します。
爪でハマっているだけなので工具なしでも外せますが、フットランプの配線がつながっていますのでコネクタを外します。

画像はパネルもコネクタも外れた状態です。
赤色の矢印がコネクタで、配線の途中に配線留めが一箇所あります。
黄色が爪で三箇所です。
水色の矢印は奥側の爪ですが、これは差し込んであるだけです。

パネルを外して覗き込むとヒューズボックスがあります。
これがヒューズボックスの蓋です。
外す前も撮れよって感じですが、すみません忘れました・・・。

ヒューズボックスです。
この中からアクセサリー電源と駐車監視のための常時電源をいただきます。
検電ペンを使い、蓋の記載を参考にして万が一ヒューズが切れても走行に支障がないヒューズを探します。

フロント360度カメラの設置と配線取り回し

ここから先は作業を急いだので画像がなくて申し訳ありません・・・。
ヒューズボックスから電源を取ったら、助手席側ピラーまで配線を引き上げます。
具体的には、グローブBOXを外し、その奥へ配線を通していきます。
助手席ピラーまで配線(電源線とリヤカメラ線の2本)を取り回したら、ここで貼り付け前のカメラに配線を接続して動作確認します。
正常に動作したらドラレコ画面を見ながらベストな貼り付け位置を探ります。
先に貼り付けてしまったらこの作業ができなくなります。

360度カメラですから当然360度全てを撮影したいですよね。
でも、バックミラーがけっこう邪魔をします。
かといってあまりに低い位置に設置してしまうと運転手の視界を妨げますし、保安基準にも適合しなくなります。
ある程度は妥協が必要ですね。
ということでこの辺りに設置しました。
レンズ角度の調整と本体横のボタンを押せるように右側は隙間を開けてあります。

リヤカメラの設置

リヤカメラはこの辺り。
リヤガラス中央の純正リヤカメラの出っ張りを避けてやや右側に設置しました。
リヤカメラの角度調整は付属のL字六角レンチで行いますが、貼り付けた後はやりにくいので動作確認の時にある程度決めておいた方がいいですね。

後は余った配線のまとめと外したパネルやグローブボックスを元に戻して完了です。
お疲れ様でした!

では、また!